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道の駅「さんさん南三陸」と銅像?

2022年10月1日、さんさん商店街の隣接地に、道の駅「さんさん南三陸」(3.11伝承館)がOpen致しました。

設計された世界の隈研吾さんはじめ、佐藤町長や村井知事に小野寺代議士等々錚々たる来賓皆さのご祝辞の中、天気にも恵まれ盛大なオープニングセレモニーとなりました。

海を望める展望台や震災当時の映像や資料等、色々学べる場でもあるので是非お越しください。


さて、前述した道の駅の敷地内にあるBRTバス停留所脇に、この「高橋長十郎翁像」が鎮座しております。

この方は今は亡き当社前社長である高橋長偉氏のご先祖様であり、明治22年(1888)に伊達藩生糸発祥の地と言われるこの町で、日本初の機械式座繰り製糸工場である「旭製糸株式会社」を創業された人物です。

当時450人を抱える日本でもトップクラスの大会社と言われ、若かりし頃には渋沢栄一氏の指導する商法講習所(今の一橋大学)で渋沢氏に学び、当時アメリカ製ボイラーを輸入し絹糸の「金華山」を作り、とうとう明治33年にパリ万博でグランプリ受賞を手にし世界一の称号を手に入れました。

因みに後の1871年ルイジアナ万博では金賞、1911年のイタリアトレノ万博でも同じく金賞を受賞しています。

この長十郎氏の銅像は元々町内松原公園に在り、3.11の津波で流出しましたが同公園内にあった機関車の下敷きになっているところを、奇跡的にほぼ無傷で発見され、その後当社の倉庫でこれまで保管されていましたが、今回の道の駅伝承館のオープンと同時に製糸工場跡地でもあるこの場所に復興再建されました。

今後はこの場所でこれまで同様に故郷南三陸の復興未来を見届けてくれると思いますので当町道の駅へお立ち寄りの際は一見されてみてはいかがでしょうか?